蝶龍
こんな奴が
世の中にいるんだ
って思うと
不思議な感覚に
包まれた。
10分もしないうちに
蝶龍は
相手を全員
倒してしまった。
蝶龍「大丈夫かぁ少年♪」
光樹「るっせぇ…」
蝶龍「ねぇ…なんでそんな喧嘩するの??」
光樹「…楽しいから」
蝶龍「何のために喧嘩するの??」
光樹「ストレス発散のため」
蝶龍「…違うよ。喧嘩は大切な人を守るためにするものなんだよ」
光樹「大切なもの…」
なんだよ大切なものって
わけ分かんねえ
蝶龍「いつか大切なものが何か分かる日がくる。そしたら君は今よりもっと強くなる」
光樹「女のお前が強いみたいにか??」
蝶龍「あっやっぱ女って分かる??そうね性別なんか関係ないくらい強くなれるね」
光樹「……ッ」
蝶龍の顔は
フードを被ってるうえ
周りは薄暗いので
よくは見えないが
優しい奴だって
分かる
大切なものが
何なのかを知っている
蝶龍「じゃもう行くね……あっ!!そうそう。もう意識あるんでしょ??あんたらも見つけなよ…大切なもの…」