蝶龍
琉伊『じゃあ…教室に戻るね』
冬馬「…あぁ。気をつけろ」
静かに教室を出た。
あたしは
決めたから。
バカだ
って言われても。
雷龍を嫌いになんて
なれないょ。
だから
皆が
あたしを
嫌いになればいい。
たったの数日で
人の心って
変わるもんなんだね。
あたしは
雷龍の皆が
戒兄ぃに圭兄ぃ
冬馬に廉斗
大切なモノが
たくさんあった…。
出来てしまった。
あの悲劇を…苦しみを
もう二度と起こさないように
あたしは
一人…独りで戦うから。
だから神様。
もしもいるなら
皆だけは
守ってください。