蝶龍



圭「何言ってんの!?お前…その犯人は…!」



琉伊『圭…黙ってろ。』



お願い…もう辛いの。



圭「でも…ッ!!」



琉伊『さぁーて正体もバラしちゃったし…せいぜい闇討ちには注意するんだな★』





コレで皆
あたしを嫌いに
なったよね??



無事は…保障されたよね??
あの日を繰り返さないために




拓哉「二度と雷龍に関わるな」



琉伊『はなからそのつもりだよ。』



何かが音をたてて
壊れた瞬間だった…。


そして
教室を去った。



皆があたしに向けた
視線は
敵向ける視線

そのものだった。

ゴメンね。



嫌な思いたくさん
させちゃったね



大丈夫。


あいつから
絶対みんな守るから




情報を流した奴も
あたしが潰すから。



だから皆は

何も知らず
ずっと…笑顔でいて。



あたしが姿を
消しても


もう…なんとも
思わないよね



自分が
決めたのに。



どうしてかな。
胸が張り裂けそうで


涙が溢れて…止まらない。




あたしにとって
雷龍の存在は


こんなにも


大きかったんだね。



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