蝶龍
Episode7
翌日。
昨日の今日で
行動を起こすのは早いかな
んー…まぁいいか
琉伊『なぁ父さん母さん』
父「なんだ??」
母「なにかしら??」
琉伊『頼む。何も聞かずに高校に休学届を出してほしいんだ』
父「それは学校を休んでまで成し遂げねぇといけねぇものなのか??」
いつもの
父さんじゃなくて
真剣にあたしの
言葉に意見に耳を傾けてくれる。
組でもそうだ。
下っ端の意見でも
幹部の意見でも平等に
聞いてくれる。
そんな親父に
皆がついていくんだ。
琉伊『あぁ。何よりも大事なんだ』
父「分かった。あまり無茶するな」
琉伊『…ありがとう。』
普段は絶対言わないけど親父には
感謝してる。
琉伊『あと…当分の間。あのマンション借りていい??』
父「分かった。ただ連絡はよこせ」
琉伊『うん。』
コレであいつに
専念できる。
もうあんな思いしたくない。