蝶龍
琉伊『あき兄ぃ〜また喧嘩〜??』
暁「あぁ!!まぁ楽勝だけどな(笑)何度も言うけど琉伊は夜…一人で出歩くなよ!」
琉伊『分かってる♪もぅ耳にタコ(笑)』
あたしは
その辺の男に
負ける気なんかなかった
だから大丈夫って
どこか油断してたんだ。
暁「取り敢えず約束だからな」
琉伊『うん!!』
だけどあたしは
その約束を
破ってしまった。
ブぅーっ…ブぅーっ…。
琉伊『ん?…誰だろ』
突然かかってきた
非通知。
琉伊『もしもし』
男《あっ琉伊ちゃん??》
琉伊『そうですけど…誰??』
男《俺、暁の仲間なんだけど暁が怪我して!!》
嘘…。
あき兄ぃは強いのに
あたしはただ
あき兄ぃが心配で
夢中で家を飛び出した。
それが…罠だと
夢にも思わないで