蝶龍


ドガァン!!!!!!



暁「俺の妹に手ぇだすなぁぁああああ!!!」



総長「やっと来たか」



暁「遅くなってゴメンなもう大丈夫だからもう少し待ってろ」



琉伊『あき…兄…ぃ…』




あたしはあき兄ぃが
来てくれたことに

喜びと嬉しさ
安心感が一気に溢れて


瞳いっぱいに
涙が溜まったんだ。



暁「よぉ…俺の大事な妹…返してもらおうか」



総長「それは出来ねぇ相談だなぁ。おい!」




スゥーッ…。




首に当たる
冷たい感覚



見なくても分かる。
ナイフだって。



暁「琉伊は関係ねぇ離せ!!」



総長「俺はさぁNo.1の座もお前が大事にしてる琉伊も。お前のモノ全てが欲しいんだ」



琉伊『あき…兄ぃ…。』



足が震える。
怖い。



暁「琉伊!!」



総長「だからさ、くれよNo.1の座も女も」



暁「やんねぇよ…!!」




あき兄ぃが
そう言い終わると


相手との喧嘩が
始まった。



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