蝶龍



琉伊『……??』




いつになっても
痛みはこない




ヌリュ…。



手を見ると
真っ赤に染まってる

自分の両手。



暁「…だ……じょ…ぶ…か……??」



琉伊『あき……兄ぃ……??』



総長「琉伊じゃなかったが…邪魔者が一人消えた」



薄気味悪く笑う
相手。



琉伊『どうして!!!あき兄ぃが何したって言うの!?』



総長「ん??何にもしてない。ただね琉伊が暁を大切に想ってるから。」



琉伊『そんな…ッ!!』



総長「だから、こうなったのは全部、琉伊が大切を作ったからだよ。」



あたしの…せいなの??
あき兄ぃがこうなったのも



そうだ。
あたしが騙されなければ

隙を見せなければ。
相手に気付いていれば。



琉伊『いやぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!』




総長「あはははは!!!また迎えに行くから待っててそして俺を覚えてて。岩動隼人(イスルギハヤト)を」




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