蝶龍
そっと静かに
瞳を閉じた。
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……る……ぃ
…る…ぃ
止めてッ!!!
あたしを呼ばないで!!
琉伊……。
来ないで!!!
隼人「琉伊は俺のものだよ。絶対に…逃げられない…。」
いや……いやだ。
琉伊『いやぁぁぁあああああッ!!!!!!』
ガバッ!!!
琉伊『ハァ…ハァ…ッ』
夢…。
なんてリアルな夢。
自分を守るように
体を抱きしめた
震えを止めるために。
少しでも温もりを
感じるために。
今…何時だろ。
ふと時計に目をやると
17時をさしていた。
琉伊『そろそろ用意しなきゃ』