蝶龍


パシッ!!



琉伊『怪我する前に消えろ』



いつもより低く
そして威圧感
溢れる殺気をだした。



不良3「ちょっ…調子に乗るんじゃねぇ!!!」



馬鹿な奴だな。






バキッ
ドガッ
ボゴッ




琉伊『知らないとは思うが。岩動隼人を…知っているか??』



不良2「し…知りません…。」



怯え震え。
カタカタと震えながら


あたしを見る。


その視線には
恐怖しかなかった。



琉伊『そうか。』



不良1「お前…一体。何者なんだ……」



何者。



琉伊『俺は…蝶龍だ』





不良2「ちょ…ッ…蝶龍!!?」



不良3「すいませんしたぁああ!!!」



泣き叫びながら
走り去る。



さぁ。
今日は…月が綺麗だ。





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