IMITATION

「俺の葬式でも笑えよ(笑)」
「やだ、そういうこと言わないで」

「だって未来絶対大泣きするだろ」

「…うん…」


「…いつかその時が来たら悲しくても笑って欲しいんだ。俺は未来の笑った顔が一番好きだから。」

「うん…」

高い確率で秀也は私より先に死ぬ。

秀也は元々免疫力も少し弱いから。


「ほら、また泣きそうだろ?笑え、笑え」
ほっぺたを引っ張られる。
「ふへ、いはい、いはい」
「分かったら返事」


「ひゃい」

「じゃ、行こう」
やっとほっぺたが解放された。
ちょっとほっぺたが痛い

「どこに?」
「ホテル」

「えっ////さっき冗だっ////」
「冗談だよ。ゲーセンでも行こうか?」

びっくりした…

「////うんっ」


「久々にプリクラ撮ろっか?」

「うんっ」
< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop