なぁ、泣けよ。
…―次の日の朝
『おっす櫂斗!聞いたか?今日新入りくるんだってな!』
『あぁ、聞いた。』
こいつは峰拓巳(みねたくみ)。俺は拓と呼んでいる。拓とはタメでここに働いている。
『なぁ、どんな子かな?オレは可愛い子であることを希望するな~♪』
まぁ、なんつーかお調子者だな。でも一緒にいて飽きねぇし一緒に連んでる。
『はいはい。どんなやつでもいいだろ。』
俺は呆れた顔で拓をみる。
『お前夢ねぇのな。そろそろ本気で恋した方がいいんじゃねぇの?』
『お前もな』
『あ、バレちった?ははっ♪』
やっぱりお調子者だな。
本気で恋か‥ー
したくねぇ訳ぢゃないけどそんなやつが現れないんだよな。