甘く、そして切ない「好き」
それは「赤木 大悟」と名乗る同じ学年の男子だった。



男子の中で一人だけタイプだ。




私はすごく人見知りしちゃうから




第一印象は最悪…。




自分から話しかけられない私にとって一番嬉しいことをこの男は




してくれちゃったんだ。




勇気を出して話しかけようとした。




「あ、私は青川 空って――




いいかけたとき




私と赤水クンの間に割り込んできたの。




びっくりして顔をみたら




赤水クンと同じクラス。出席番号も12と13。ルックスは最高で




先輩にも同い年にも人気の「谷澤 雅」だった。




楽しそうな話をする二人を見て嫉妬してしまった。




そのとき初めてこの気持ちが恋ということを知った。




嫉妬した自分に気づいたら恥ずかしくてしょうがなかった。




二人を背にお茶を一口飲んだ。
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