甘く、そして切ない「好き」
返事はその日来なかった。




次の日部室に行くと赤水クンは雅ちゃんとまた話している。




並ぶときも隣、座るときも隣。




しかも赤水クンが照れたり、楽しそうだから私からみたら




恋人――のように見えた。




私とは話を全然してくれない。




私はどうしたらいいんだろうか…




大好きな赤水クンと少しでも話していたいのに。




全部雅ちゃんが持っていく。




すごく切ない気持ちになった。




嫌われたのかな…あーあ。




トイレで声を殺して泣いた。




いつこの気持ちは届くんだろうか。
< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop