未完成なパズル




「そこー。聞こえてるぞー。」



案の定
一柳先生の耳にも届いていたようだ。



「やっべー。コッチ見てる。」



焦ったように自分の顔を隠す彼。



「バカみたい。」



ボソッと呟いたつもりが


「バカってゆーな!」



こちらも聞こえていたようで
少し顔を赤らめながらすねている。






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