イケメン彼氏の秘密



じりじりと近づいてくる斗真。


どっ…どうすればいいんだろう……!?



「……冗談。しない。ごめん、びっくりした?」



そう言って離れると、再びコントローラーを持ってキャラを選びだした。


さっきのはなかったみたいに。


なんか残念…というかほっとしたというか……。


でも少し悪いことしちゃったかも。



「ここでハンデ欲しい?」

「ハンデ?」

「俺は目ぇ瞑ってするから。これで公平な」



そして対戦。


目を瞑っている斗真に対して目を開けている私。


それなのにどうしてだろう…互角。


いや、斗真の方が強い気が…。


こうなったらやけくそに!





< 10 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop