イケメン彼氏の秘密
じりじりと近づいてくる斗真。
どっ…どうすればいいんだろう……!?
「……冗談。しない。ごめん、びっくりした?」
そう言って離れると、再びコントローラーを持ってキャラを選びだした。
さっきのはなかったみたいに。
なんか残念…というかほっとしたというか……。
でも少し悪いことしちゃったかも。
「ここでハンデ欲しい?」
「ハンデ?」
「俺は目ぇ瞑ってするから。これで公平な」
そして対戦。
目を瞑っている斗真に対して目を開けている私。
それなのにどうしてだろう…互角。
いや、斗真の方が強い気が…。
こうなったらやけくそに!