イケメン彼氏の秘密
 
 
「また来てくださいね斗真さん、恭奈さん。…吉野を弄りに」

「最後はいらないよ悠!!」



結局何も頼まないまま、ドジだった吉野くんと斗真と意気投合していた悠くんと話して教室を出た。


あんまり長居していたら迷惑だしね。


それにしても皆かっこよかったなぁ執事服。


斗真が着たら…凄く似合ってそう。



「どうした?顔ニヤケちゃってるけど」

「へ!?な、なんでもないよ!?」



今考えてた事バレると絶対からかわれる。


追及される前にパンフレットを取り出し、てきとうに指を差して話を逸らした。



「ここ!次ここ行こう!」

「あー…うん。俺はいいけどさ。…いいのか本当にここで……?」

「行こう!」

「お、おう」



斗真にパンフレットを渡し、ついていく。


私、地図見てもよくわからないんだよね。


自分でどこを指したのかわからなけど斗真とならどこでも楽しいからいいや。


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