イケメン彼氏の秘密
次の授業…っていうか、昼休みからずっと戻って来てないし。
連絡もなし。
だから1人で教室で待機。
斗真、なにやってるんだろ…。
「…あ゙ーヤバい。目ぇ悪くなりそー……」
「斗真。遅いよ」
「恭奈…あれ……待っててくれたんだ?」
「待ってたっていうか連絡なかったから仕方なくいたの」
斗真は「悪かった」と謝り、ぐったりと机に顔を伏せた。
帰る気なし…?
「斗真、帰らないの?」
「帰る…でも眠すぎヤバい……」
「なにやってたの?」
「…秘密」
怪しい。
秘密って言われると余計に知りたくなるんだけど。
でも、何度聞いても教えてくれないんだろうな。
立ち上がろうとした瞬間、ガラッと勢いよくドアが開いた。
そこにいたのは対照的な2人。
太すぎと細すぎ。