イケメン彼氏の秘密
太すぎは「はぁはぁ」と息切れしながら、喋り始めた。
「あっ…麻倉氏!エ、はぁ…はぁはぁ……エスレアボス…きたです…ぞっ!」
「しかもイベント限定の方だす!」
「何っ…!?」
さっきまで顔を伏せていた斗真はバッと顔を上げ、立ち上がった。
「悪い、恭奈!先に帰っててくれ!」
「へ?」
それだけ言い残し太すぎと細すぎと一緒に走って行った。
眠かったんじゃなかったの。
っていうか、太すぎと細すぎの喋ってたことがわかったの!?
これって………まぁいいや。
明日文句言ってやるっ!
一緒に帰るために…待ってたのに。