イケメン彼氏の秘密
まぁ言うだけでそれを実行されたことはないけど。
「見とれてる場合じゃねぇな。恭奈、鏡の前に座って」
とりあえず今のところ斗真の指示通り動く。
誕生日だし。今日は何でも聞いてあげるって決めたからね。
座ると、私の髪をブラシでといた後、素早く二つ結びに仕上げた。
凄い…しかも綺麗。
「はい、体ごとこっち向いて」
「うん」
向けると前髪にピンを付けられた。
「完成~!ってマジでヤバいな。可愛いすぎる。あとで写メ。とりあえず行くぞ」
「えっえ、うん」
急いで鞄を持ち、車に乗り込んで場所は不明のまま発進した。