イケメン彼氏の秘密
斗真は「んー…」と悩むと何かを思いついたのかニヤリと笑った。
「そうだよなー彼女に誕生日間違えられたら傷つくなぁ……」
さっきまで「気にしない」って言ってたのと逆。
やっぱり傷つくんだよね…!?
わぁ…本当やっちゃった……。
「でさ、提案があるんだけど」
「うん…?」
「恭奈からキスして。そしたら許す」
「……え?」
ニヤリって笑った真相はこれが目的…!?
いつ誰がくるかわからないし、私から!?
恥ずかしいよ…!!
「はい、いつでもどーぞ。目瞑った方がいい?」
「あ、あぁ…えっと……」
そういう問題じゃなくて。
斗真待ってるし……。
確かに間違えた私が悪いんだよ。うん。
どうせしないと終わらないんだよね。