イケメン彼氏の秘密
じっと斗真を見ていると、手を合わせられた。
「ごめん!正直に言う…」
「う、うん」
「実はもう買ったんだ、これ。そして今つけてる」
斗真は服の間から見せる。
私があげたネックレスと全く同じ物。
買い物に行った次の日にさっそく買いに行ったんだとか。
さすが行動早し。
「勿論、貰う!ありがとな。すげー嬉しい」
「でも……ごめんね」
私、失敗しすぎ。
誕生日間違えるし、プレゼントは持っているものをあげちゃうし。
「……あ、そうだ。恭奈、後ろ向いて」
「え?うん…?」
後ろを向くと斗真の腕が見えて、その後、首に何かをつけられた。
「んで俺が貰ったのつけて……どう?お揃いってことで」
「お揃い……嬉しい!」
「良かった良かった。恭奈はそうやって笑ってな。がっかりした顔とか見せないでさ。な?」
「斗真……うん!斗真もそれでいてね」
「あぁ。約束」
これから先も2人で笑っていられますように。