イケメン彼氏の秘密
結局、斗真は何も買わずにお店を出た。
ただ店員さんと話しただけ…?
次は…「Game」って看板があるからゲーム屋さんかな。
またここで出てくるの待っていよう。
「すみませ~ん」
「えと…はい?」
「わっすごヤバ!!アーヤにそっくりじゃ~ん!!」
「え?え?」
「なっ?俺の言った通りだろ。後ろ姿もなんとなく似てたし」
「あの…?」
後ろを振り向くと女の人と男の人がいた。
またアーヤって……本当に誰なんだろう。
有名人…?なのかな。
「ちょっと、ヨーコさん。カイさん。置いていかないでくださいよ!」
「ユリ、ユリ。見ろよ」
「何です?」
「アーヤにそっくりじゃな~い?」
「アーヤちゃんにですか?……って…先輩?」
「ユリちゃん!!」
何となく声を聞いてたらわかったけど。
後からやってきたのはユリちゃんだった。
良かった…知らない人にずっと話しされるところだった。