イケメン彼氏の秘密
秘密
……………ゲーマーだし、ネットもずっとしてるし、コスプレイヤーだし、漫画だって相当家にある」
「うん」
「まぁ……簡単に言うと………単なるオタクだ」
斗真はそう言ってじっと私の顔を見たまま。
多分、何か返事を待ってるんだろうけど…。
そんなの知ってる。
だから…
「うん。それがどうしたの?」
「えっ……引かないの?オタクだよ、俺」
「うん。知ってた。オタクっていうかゲームが好きなんだなぁとか」
「恭奈…本当に引いてない?こんな奴が彼氏なんて気持ち悪いって思わない?」
「どうして?斗真はかっこいいよ?」
「それはまぁ…自分でいうのもなんだけど外見だろ。中身の問題」
「中身?優しいし、頼りがいがあるし、面白いし…」
気持ち悪いなんて思ったことない。
っていうか思うはずもない。
「斗真の話したかったことはこれ?」
「う、うん」
「そっか、良かった…別れようなんて言われたらどうしようかと…」
「言わないっ!絶対言わないっ!っていうか俺が言われそうで怖かったのに」
安堵の息をつくと、床に寝そべる。
それからどうしてこんな話になったのかを教えてくれた。