イケメン彼氏の秘密

斗真の秘密を知ってから、数日後。


学校の帰りに今日は斗真が私の家へ遊びにきた。


いや、遊びにではないね。


本当は勉強を教えに。



「お邪魔します」

「多分、誰もいないと思うけど。お茶とジュース、どっちがいい?」

「水」

「水ね、水」



選択肢に入れてなかったはずなんだけど。


ていうか、水がいいの。



「はい、水」



斗真は一気に渡した水を飲みほすと、眼鏡を装着。



「さて、勉強始めますか」

「お願いします」



最近、斗真はゲームのしすぎとかで目が悪くなってきたらしく、勉強とか本を読むときは眼鏡をする。


あまり眼鏡をするのは好きじゃないらしいけど。


耳が痛くなるとかで。



「とりあえず、わかんないとこはどこなの?」

「えと…ここと、ここと、ここと……ここと…」

「このページ全部か」

「はい…」



つい居眠りをしてしまった。


そのせいで新しいところを全然聞いてなくてわからなくなった始末。


斗真のノートを見せてもらいながら、教えてもらった。


先生より上手いかも。教え方。


しかもノート、凄くわかりやすく、綺麗にまとめてあるし。


頭良いのも納得する。



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