イケメン彼氏の秘密
それで、斗真もアーヤを好きになり、お兄ちゃんとメル友に。
アーヤの名前の由来を聞いていたおかげで気づいた、と。
「まさか恭奈のお兄さんがシトさんなんて」
「まさかサクトがこいつの彼氏だなんてな」
「感動に浸る前にお兄ちゃん。私に何か言うことは?」
お兄ちゃんがアーヤってキャラを私をモデルにして作るから、知らない人に声かけられたり色々困ったんだ。
「悪かった。俺だってこんなに人気出るなんて思ってなかったんだよ。まっ、お前が可愛いってことで。いいだろ?」
「上手いこと言って誤魔化そうとしてるでしょ」
「まぁまぁ。恭奈」
斗真はお兄ちゃんの味方なんだね。
うん。まぁ、そうだろうねっ!
「さてと…俺はやることあるから部屋に戻るな。サクト…じゃなくて」
「麻倉斗真です」
「斗真な。俺は絢歩。えっと、晩飯食ってってもいいけど、どうする?」
「邪魔じゃなければ…」
「いいぜ、全然。作るのは恭奈だし」
「私!?お兄ちゃんが作るって言ったじゃん!」
「恭奈の手料理、食いたいよな。斗真」
「食べたい……恭奈の手料理」
ズルいズルい。
お兄ちゃんがズルすぎる!!
そんなこと言われたら断れるわけないじゃん。