虹色えんぴつ
第一章
こころとココロ
小学校の頃から仲が良くて
低学年の時に
キミはあたしを助けてくれたのが
キッカケなんです。
「おい、桃太郎!鬼退治はどうした?」
「早く仲間引き連れて来いよ~ギャハハ」
何で小さい子って
しょうもない言葉を口にして
相手を傷つけたがるんだろうね?
あたしはそんな馬鹿馬鹿しい事も
昔は本当に辛くて
掃除の時間に泣いてしまいました。
「うっ…ひどい…」
泣きたくないのに
ポロポロと目から涙が溢れて
惨めで恥ずかしくて胸が痛い。