好きって伝える隙がない。【短編】









倉木にバイバイって言って家に入ると
お母さんがタオルを持って出てきた

「あら?そんなに濡れてないのね。傘置いてったからびしょ濡れで帰ってくると思ってたわ」

「友達が送ってくれたのー」

「ちゃんとお礼言って来なさい!」



お母さんに言われて家を出る



倉木が指差した方向に倉木はいない…

あれ?







学校の方向に倉木の姿



もしかして、通り過ぎてたの?!
めっちゃ悪いことしちゃった・・



倉木がふらふらしてるように見えたのは
気のせいかな?














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