紅邑


───‥おぎゃぁ おぎゃぁ‥─

「ハッハァ‥あぁ‥産まれた‥私の子‥っ」





「時姫っ!男の子だぞっ!可愛い子だ!」


見えるよ─‥私の腕の中ですやすや眠る可愛い我が子‥。


「時姫、頑張ったわね。お疲れ様」


ありがとう‥幸せだよ。



「時姫、名前は決めたかっ??」



嗚呼─‥名前はもう決まってるんだ。





「‥‥時呉‥産まれてくれてありがとう‥」





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