罪語りて所在の月を見る


さっきの威勢はどうしたと言いたいが、いくらなんでも喋って飛ぶ骨相手では正気でいられなくなる。


そんな態度は溝出を付け上がらせるだけだが、もう手遅れだろう。


「ェアーン?てめえら、俺様の『まりりん』ちゃんを汚しときながら、んな口聞くのかよ!七代先まで祟るぞ、おらあぁぁっ!」


お前は猫か、とツッコム奴はおらず、マッチョたちはすみませんすみませんと命乞いを始めた。


「生いってんじゃねえぞ、がきゃあぁ!おおう?俺のはーとが、んなことで満足すると思ってんじゃねえぞ、あほんだらあぁっ!」


「すみませんっ、何でもしますから!み、見逃し……!」


「許さねえ。あ?まずいな、きれちまったよ、俺。きれきれだぜ?分かってんの?俺、きれると周り見えなくなんだけど?『かみそりぼーん』きれさせて、てめえら謝るだけなの?え?それだけ?謝るだけなら誰にでもできんだよ、われえぇ!」



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