noa
日常
午前7時。
高校1年。4月。かなは、バス停に一人でバスを待っている。

カナ「ねむ・・・」

すると、後ろから足音が近づいてきた。

ノア「おーはよッ」

カナは露骨に嫌な顔をする。
ノアは、カナとは小さい頃からの仲良しだったが、中学校の時のある事件がきっかけで
カナがノアを避けていた。

カナ「なんでこんなに毎日学校行くの早いの?ヤンキーのくせして」 
ノア「ヤンキーじゃないしッ。小心者だしー」
 
ケラケラと笑う。
だが、両耳の軟骨と耳たぶにピアスをし、髪を茶髪にしている外見からして説得力はない。

カナ「・・・・・」

バスが来たので、無視して乗り込むと、ノアは横に座ってきた。

カナ(あーあ・・・。チャリ通学にしようかなあ・・・)

ノア「ってか、俺らいつもバス時間合うなんてすごくねー?」

ノアは横でケラケラ笑って話し続けている。

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