電波系☆アニヲタ彼女!
「なんで数十分の間にあんな騒ぎが起きるんだ・・・。」
「なんか言った?」
「えっあ、いいや何も?」
「そー?」
今は僕らが通う学校へ行くためのいつもの電車の中。
ここでもユウリの電波は絶えなかった。
「ふぉあ!ふわわ!こいつぁ大物ですぜ兄貴!」
「え?汗」
ニシシと笑う手元にはスマホ。
最近ハマっているアプリ、「ぐるぐるましーんしましましーん」をやっているようだ。
「またそれやってるの?」
「むおおおお!新たなアイテムげーーっと!」
(あぁ・・・聞いてないや・・・。)
アプリの世界にどっぷりつかっている時、話かけても意味が無い。