白昼夢
昼食をとり、買い物をした。

アキトに服を買ってもらった。

「次のデートで着てこいよ♪」

「うん♪ありがとう♪」


そして晩御飯を食べ、またアキトが家まで送ってくれた。

「送ってくれてありがと♪今日は楽しかったわぁ♪」

「また行こうな♪」

「うん♪行こ!!あ、服もありがとねっ♪今度うちもお返しするわっ♪」

「お返しとかいらんけど……じゃあチューしてやっ♪」

「はっ!?!?えっ!?」

真っ赤な顔をしたハルをアキトは冷やかした目で見た。

「ほんま意地悪やなっ!!自分からなんて無…」


目の前が薄暗くなった。
アキトの頬が見える。
唇がほんのり温かい。
さっき食べたドリアの味がする。




唇と唇が離れる。


ハルは目を見開いたままだった。

「次はお前からやで。じゃあ、またなっ♪」

「…あ、気を付けてね。」


こうして私たちの初デートは幕を閉じた。
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