白昼夢
8月も終わり9月になった。


四年制大学は、10月まで夏休みなので、ハルたちは8月に引き続き遊びまくっていた。


今日は、アキトが用事があって、ハル、ユイ、ヒカルの3人で食堂に集まっていた。

もちろん、ハルとアキトが付き合うまでの過程や、デートの話やファーストキスの話まで、色々聞かれまくった。
半分、尋問のように…。

「ほんまに両想いになって良かったな♪」

「てかさ、前に話してたハルの好みのタイプにアキトはピッタリやぁん!」

「うん♪でも付き合う前と付き合ってからの2人の様子って、あんまり変わってないと思うけどね。」


アキトと付き合ってから変わったことは

アキトが手を繋いでくれること。
アキトがキスをしてくれること。

あとは、いつも通りの2人だった。

というより、友達的な付き合いだった。

イチャイチャすることもなく、友達のノリでゲームセンターではしゃいだり、テレビ観てバカ笑いしたり…。

まぁ、私もアキトもこんな付き合い方が好きなようだった。
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