私の彼氏様は危険人物!
其の七

茜SIDE

あの妖怪があらわれてから
早いもので、もう1ヶ月がたった

「ねぇ、留依」

「ん?なんだよ」

「なんだか・・・不気味だね」

「当たり前だろ。なんなら帰るか?」

「ううん」

今、あたしは留依と一緒に近所でも有名な古い廃墟に来ていた

ちなみにただいまの時間は
午前2時

留依はやめろと言ったんだけど
あたしはやめたくなかった

理由は・・・
あたしが知っている妖怪みたいだから

昔のあたしの友達かも知れないから
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