私の彼氏様は危険人物!
「ルルル―♪みんないる?」
『お!茜。今日は早かったな』
「まぁね。たまにはあたしだって早いのよ」
体育倉庫に行って
何をするかっていうと・・・
みんなとおしゃべり
みんなといっても、妖怪たちだけど
『なぁ、変化しなくていいのかよ』
一人の妖怪が言う
「そだね。じゃ、変化する!」
『おう。その方がやりやすいしな』
「よ~し
我の力・・・すべて解放せよ!」
そして、体長1.5mくらいの大きさの猫になった
「やっぱり楽だね」
『・・・あ、あぁ。』
『しっかし、何度見てもきれいだよな』
「なにが?」
『茜の変化したとこ』
ん?この子たちだいじょうぶか?
目・・・
あ!そうか・・・変化するときに開放する妖力(ようりき)がちゃんときれいにできてるってことか
納得したその瞬間
―ガラガラッ―
倉庫のドアが開いた気がした
「『『『え?』』』」
あたしや、ほかの妖怪たちがドアのあいた方を見ると・・・
そこには、今日転校してきた竹井留依君の姿があった