私の彼氏様は危険人物!
い、言わなくちゃ・・・

「あのね、竹井くん。お願いがあるの!」

「ん?なんだ」

「ほら、あの・・・
 あたしって半妖怪でしょ?
 だからそのこと・・・秘密にしといてくれないかな?」

竹井くんはちょっと考えてから

「いいよ」

と答えた

「ほ、ほんと!」

「ああ。そのかわり俺の仕事を手伝え」

・・・は?

「どういうこと?」

『茜・・・お前バカか?』

紙師家が言う

「なに!バカって!」

『そのまんまだよ。こいつの仕事は?』

それって・・・

「陰陽師?」

『そうだ。その仕事は?』

ちょ、調伏・・・

だよね?

「調伏でしょ?」

『そう、てことは・・・?
 もうわかっただろ?』

竹井くんの仕事を手伝う・・・

竹井くんの仕事は調伏・・・

てことは!

「も、もしかして・・・
 調伏の手伝いをしろってことなの!」
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