私の彼氏様は危険人物!
===============
今は
さっき感じた妖気をたどっている
でも・・・おかしい?
なんだか・・・
いくらたどってもたどっても見当たらないの
こんなこと普通の妖怪にはできない
こいつ・・・危険すぎる・・・
でも・・・
あたしの初調伏デビューがこんな強いやつ!
あたし・・・
足手まといにならないかな・・・?
「あ、留依くん・・・どうやって調伏するの?」
「あ~・・・調伏するにも場所がわからねーんじゃなぁ~」
そっか・・・場所さえわかればいいんだ・・・
あ・・・!あたしにできること・・・あるかも
「留依くん、あたしならできるかも・・・」
すると
「どうやって・・・?」
「あたしが妖力でその妖怪の妖力を探るの」
「ならたのむ・・・」
「うん!ただ・・・
この妖術はすごく妖力を使うの
だから・・・チャンスは1回ギリギリって感じ
それでいい?」
「あぁ」
「なら・・・
今、この妖力を探る・・・我の妖力・・・力をたどれ」
次の瞬間-ぱぁぁぁ-っと
あたしの体の周りに光が集まってきた
妖力をたどって見えるのは・・・
え?倉庫?体育館倉庫だ!
みんなはいるのかな・・・?
とりあえずは血のにおいもしないし・・・
大丈夫かな?