私の彼氏様は危険人物!

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今は
さっき感じた妖気をたどっている

でも・・・おかしい?

なんだか・・・
いくらたどってもたどっても見当たらないの

こんなこと普通の妖怪にはできない

こいつ・・・危険すぎる・・・

でも・・・
あたしの初調伏デビューがこんな強いやつ!

あたし・・・
足手まといにならないかな・・・?

「あ、留依くん・・・どうやって調伏するの?」

「あ~・・・調伏するにも場所がわからねーんじゃなぁ~」

そっか・・・場所さえわかればいいんだ・・・

あ・・・!あたしにできること・・・あるかも

「留依くん、あたしならできるかも・・・」

すると

「どうやって・・・?」

「あたしが妖力でその妖怪の妖力を探るの」

「ならたのむ・・・」

「うん!ただ・・・
 この妖術はすごく妖力を使うの
 だから・・・チャンスは1回ギリギリって感じ
 それでいい?」

「あぁ」

「なら・・・
 今、この妖力を探る・・・我の妖力・・・力をたどれ」

次の瞬間-ぱぁぁぁ-っと
あたしの体の周りに光が集まってきた

妖力をたどって見えるのは・・・

え?倉庫?体育館倉庫だ!
みんなはいるのかな・・・?
とりあえずは血のにおいもしないし・・・
大丈夫かな?
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