私の彼氏様は危険人物！

―ゴッ―

そんな音をたてながら
茜が
俺の顔面を殴った

｢っつ〜･･･｣

痛っ･･･

そしてまわりの女たちが

｢｢｢｢キャーーー｣｣｣｣

悲鳴をあげていた

傷に･･･響く･･･

｢んもぅ･･･うるさいなぁ･･･ってあれ？留衣くんどうしたの？｣

き、気づいてない･･･

｢さ、早乙女さんが俺の顔･･･殴ったんだよ｣

｢ウソ！ごめんね！｣

なんか･･･茜が慌てだした

今頃慌ててもらってもなぁ･･･

するとなんだか茜から発する妖気が強くなった気が･･･した

まさか･･･と思って茜の頭を見てみる

･･･やっぱり･･･

｢おい、茜･･･耳、猫耳！｣

｢へっ？あ、ヤバイ！｣

まわりは俺が茜に殴られたことに気をとられて気づいてないようだった

よ、よかった･･･