私の彼氏様は危険人物!
わぁ・・・いつもながら・・・妖怪多いなぁ・・・
ん?あそこにいるのは・・・
「化け狸のおじさんに、おじいちゃん!」
「ん?おぉ、茜かぁ。というかいつも言っておるだろう。ワシのことは、洋次郎と呼べと」
「ごめんなさい、洋次郎さん」
「久しぶりじゃのう、茜」
化け狸のおじさんとおじいちゃんが振り向いてくれた
「ちょっと、茜!あたしを忘れるな!お久しぶりです、洋次郎さん、秀郎さん」
みかんが頭をペコリと下げた
洋次郎さんは、化け狸一族の長(おさ)でとっても、神通力が強い妖怪
おじいちゃんは秀郎って言って、あたしの本家の一族の元長(もとおさ)
2人ともあたしがとっても尊敬している
「ところで、お主。バレたであろう」
え・・・・・・?
もしかして・・・
留依にバレたこと・・・・・・?
いや、まさかね・・・