私の彼氏様は危険人物!
其の五
茜SIDE
今日は待ちに待った花火大会
ちなみに今日から夏休み
で、終業式が終わって学校から帰るところ
急いで帰らなくちゃ
その時
「あーかねっ」
「わっ・・・って千夏かぁ」
「あたしもいるよ」
あ、由莉香かぁ
「ごめんごめん。ところで、何?」
「あのさ、今日花火大会があるでしょ?一緒に行かない?」
「あ〜・・・ごめんね。先客がいるんだ」
「ふーん・・・あ、もしかして竹井くん?」
ゴホッ
あたしはその図星の言葉に咳き込んでしまった
「あ、もしかして・・・図星だった?」
「ゆ、由莉香!ぅ・・・ぅ・・・そ、そうです・・・留依と行きます・・・」
あたしは
いつものことを学習して、白状することにした
どうせバレるからね
「ふーん・・・まぁ、時間ないからまた聞くね。何かあったら報告しなさいよ!」
由莉香が言った
「あたしも!!」
「わかってるよ。じゃぁ、バイバーイ」
「「バイバーイ」」
あたしはそれを合図に走り出した