蒼幻の天使~A Solitary Flower
放課後になり生徒達が帰りだすと、セイジュはゆっくりと立ち上がり、私には目もくれずスタスタと教室を出て行った。
ついにこの時が来た。
授業中考えに考えて出した結論が、セイジュの後をつけること。
せっかく私の目の前に出てきてくれたんだから。
今度はこっちから行動を起こしてやるんだから!
勢いこんで教室を出るとセイジュの姿は既に遥か彼方で階段を降りようとしているところだった。
ま…負けないもん!
足の長いセイジュのあとを必死に追いかける。
小走りに歩いてもなかなか追いつけないセイジュの広い背中がだんだんと小さくなっていく。
見失ってしまうという不安でいっぱいになりながらさらに足を速めていくと、いつの間にか1階の廊下の突き当たりまで来ていた。
突き当たっちゃった…。
この辺りには保健室と用務員室しかなく、生徒の姿は1人も見当たらなかった。
「変だな…。確かにこの辺りで消えたのに」
ついにこの時が来た。
授業中考えに考えて出した結論が、セイジュの後をつけること。
せっかく私の目の前に出てきてくれたんだから。
今度はこっちから行動を起こしてやるんだから!
勢いこんで教室を出るとセイジュの姿は既に遥か彼方で階段を降りようとしているところだった。
ま…負けないもん!
足の長いセイジュのあとを必死に追いかける。
小走りに歩いてもなかなか追いつけないセイジュの広い背中がだんだんと小さくなっていく。
見失ってしまうという不安でいっぱいになりながらさらに足を速めていくと、いつの間にか1階の廊下の突き当たりまで来ていた。
突き当たっちゃった…。
この辺りには保健室と用務員室しかなく、生徒の姿は1人も見当たらなかった。
「変だな…。確かにこの辺りで消えたのに」