蒼幻の天使~A Solitary Flower
幻の世界
淡く優しくわたしを包み込む沈黙の世界に、わたしの鼓動だけがこだましていた。
トクン、トクン、トクン。
それはだんだんと、2つの音を響かせ始める。
2つの魂が、2つの鼓動を唱える。
お互いを呼び寄せあうように、2つの鼓動はゆっくりと同化していった。
感じる。
わたしの魂と、もう一つの温かい魂を。
……わたしには確かに、2つの魂が宿っている――――!!
『リアナ、君の復活を待っていたよ』
……この声は………?
『リアナ……おかえり』
「…………レン!?」
トクン、トクン、トクン。
それはだんだんと、2つの音を響かせ始める。
2つの魂が、2つの鼓動を唱える。
お互いを呼び寄せあうように、2つの鼓動はゆっくりと同化していった。
感じる。
わたしの魂と、もう一つの温かい魂を。
……わたしには確かに、2つの魂が宿っている――――!!
『リアナ、君の復活を待っていたよ』
……この声は………?
『リアナ……おかえり』
「…………レン!?」