私はアンタを忘れたい






中2に上がったある日、彼はお兄ちゃんと同じ中学校に入学した






…らしい






彼には直接聞かされていない。






習い事の先生に預けられていた手紙で知った。






習い事もやめたと……










私は部活に今まで以上に打ち込んだ。






習い事も部活が終わって疲れていても必ず行った。






何かしないと、



何かしないとって






考えることをやめたかった。














< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop