満月の日の夜【短】


ふと、隣を見るとそこには苦しそうに胸のあたりをおさえる彰哉がいた。


顔色が悪くて唇をかんでいる。


「彰哉!?大丈夫?ねぇっ彰哉!?」


半ば叫ぶように言う私の目からは涙があふれ出していた。


「彰哉!?救急車!救急車呼ぶから!」


携帯を取り出して119の番号に必死でかけた。



しばらくして救急車がサイレンを鳴らしながら来て
急いで病院に向かった。


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