先生、好きになっちゃいました。
すいかを食べ終わると
皆はまた海に戻り
海水浴を始めた。
私は相変わらずふ~っと
ため息をついて
パラソルの下で貝拾いを始めた。
「なーに、まだ貝拾いやってんの?」
上を向くと意地悪そうに笑った
高尾先生。
「先生こそ、私にかまってないで
遊んできてよ。」
ああ~私ってばなんて可愛くない
発言!
「可愛くねえーなー
川澄は。」
ぐさっと胸に突き刺さる。
自分でもわかってるから
なおさら痛い。
「大きなお世話よ~!」