先生、好きになっちゃいました。


*****


あれこれ考えていると
あっと言う間に太陽が赤く光り
陽が落ち始めた。



「華は危ないからもう
宿舎戻って帰る準備しておけよ。

川澄はちょっと連絡あるから
そこで待っとけ。」


そう言ってパラソルを片付け始めた。


連絡ってなんだろ。




宮野先生は

「うん…わかった。
片付けありがとうね、裕ちゃん。」


少し悲しげな表情をして
宿舎へ戻っていった。







周りにはもうほとんど人はいない。
夕日が私たちを照らす。



< 113 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop