先生、好きになっちゃいました。
先生がゆっくりと
近づいてくる。
パシャパシャと波の音を
立てながらやってくる。
先生のTシャツは濡れていて
体にぴたっと張り付いている。
きれいな整った体。
いい感じに筋肉がついていて
大人の体。
ぎゅ…
気づいたら私は先生の胸の中に居た。
「俺、先生なのにな。
我慢もできねえのか…俺。」
ザッパーン
「え?先生今なんて言った?」
波の音が先生の言葉をさえぎる。
でも確かに今、先生はとても大切なことを
言った気がする。