先生、好きになっちゃいました。
私は海に突っ立っていた。
もう頭が真っ白だ。
すると先生が急に
自分が着ていたTシャツを脱ぎはじめた。
「ぎゃあああ!
先生!なにしてんの!」
「いちいちうっせーな。
ほら、これで隠しとけよ。」
そう言って私にTシャツを貸してくれた。
「え…」
先生は目に手をあてて
少し照れながら
「俺がもうやべーから。」
「へ?それってどういうー…」
「あーもう!」
いきなりがばっと
私にTシャツを着させた。
「きゃ!」
「俺がもう我慢できねーから
早く着ろって言ってんだよ!ばか!
襲われてぇのかお前は!」
顔を真っ赤にして怒鳴ってきた。
「ご、ごめんなさい…」
やっと意味を理解した私は
恥ずかしくなって
小さい声で謝った。