先生、好きになっちゃいました。
「私、塾やめる~(泣)」
帰り道、皆に支えられながら歩いている時に
言ってみた。
「あはは~何言ってんのよ(笑)
今日始めたばっかじゃん~」
のんきに千亜妃が言う。
「結構手ごたえあったし
いいと思うけど~?」
純は余裕みたいだ。
「私もいいと思う~♪
しかもあの先生フレンドリーだし可愛い顔してるし
狙っちゃおうかな~(笑)」
愛菜は考えてることが違う。
なんで皆平気なの?本気でわからない。
てか皆普通に私より賢くて
私が解けなかった問題も
スラスラ解いていた。
「なんでよ~もう…」