先生、好きになっちゃいました。
「川澄…
ありがとうな、ありがとうな…」
ほんとこんな先生見たことない。
涙が次々と流れている。
「ぐずっ…あのな、川澄。
…俺が将来教師になりたいのには
あいつが関係してるんだよ。」
「え、彼女さんが?」
「そう。俺さ、あいつに絶対教師になる
って毎日言ってたんだよ。
そしたらあいつは呆れることもなく
応援してくれてた。
だから、絶対教師にならねえと
あいつに失礼だろ?」